インプラントができない理由とは?治療が難しいケースと対処法について

  • 「インプラント治療をしたいけれど、自分は受けられるのだろうか」
  • 「骨が少ないと歯科医院で言われた」
  • 「持病があるけれど大丈夫か心配」

歯科医院では、このようなお悩みをいただく機会が多くあります。

結論からお伝えすると、インプラントが難しい事例はありますが、決して治療を受けられないとは限りません

現在の歯科医療にはさまざまな選択肢があり、状態を整えれば治療を受けられる可能性が残されています。

ここでは、インプラント治療が難しいとされるケースと、それぞれの対処法を詳しく解説いたします。

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インプラントができないと言われる6つのケースと対処法

インプラントは、顎の骨に人工の歯根(ネジのような土台)を植え込む治療法です。

そのため、身体の状態やお口の環境によっては、治療が難しいと判断される場合があります。

まずは、代表的な6つのケースと対処法を一覧表にまとめました。

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治療が難しい
ケース
主な原因・リスク対処法
顎の骨が少ない骨の量や厚みが足りず、インプラントを固定できない骨造成やサイナスリフト(骨を補う手術)を行う
重度の歯周病が
ある
インプラントの周囲が細菌に感染し、抜け落ちるリスクが高い歯周病の治療を最優先で完了させる
糖尿病などの
全身疾患
傷口が治りにくくなったり、感染症にかかりやすくなったりする主治医と連携し、血糖値を管理する
喫煙習慣がある血流が悪くなり、骨とインプラントの結合が妨げられる禁煙や減煙によってリスクを下げる
成長期の
お子さま
顎の骨が成長途中のため、歯並びが乱れる原因になる骨の成長が止まるまで待ってから検討する
お口の清掃状態
が悪い
自宅での歯磨きなどが不十分だと、インプラントの寿命が短くなる正しい歯磨きを身につけ、ケアの習慣を作る

① 顎の骨が少ない方

インプラントは、顎の骨に人工の歯根を直接埋め込む治療法です。

そのため、土台となる骨に十分な量と厚みがなければ、固定することが難しくなります。

特に、次のような状態に当てはまる方は、骨が痩せているケースが少なくありません。

  • 歯を失った後に長期間放置したり、重度の歯周病にかかったりした
  • 抜歯した後の傷口の治りが悪く、骨が十分に再生しなかった
対処法

骨を増やす処置である「骨造成」や、上の奥歯の骨を補う「サイナスリフト」などの外科的な治療を行い、インプラント治療ができる状態に整える方法があります。

② 重度の歯周病がある方

歯周病によって歯を失った方は、インプラントを入れた後も「インプラント周囲炎」になる可能性が非常に高くなります。

インプラントを長持ちさせるためにも、まずは歯周病の治療を最優先で行わなければなりません。

対処法

歯科医院での治療を行い、ご自宅でのセルフケア(丁寧な歯磨き)を改善した後に、改めてインプラント治療を計画します。

③ 糖尿病などの全身疾患がある方

糖尿病などの持病があるからといって、治療を受けられないわけではありません。

しかし、血糖値のコントロールができていない状態では、次の問題が生じやすくなります。

  • 手術後の傷口が治りにくくなる
  • 感染症にかかる危険性が上がる
対処法

主治医と歯科医師が密に連携を取りながら、体調を考慮して安全に治療を進められるかを慎重に判断します。

④ 喫煙習慣がある方

タバコを吸う習慣は、治療の成功率を下げる大きな要因になり得ます。

喫煙がお口の中に次のような悪影響を及ぼすためです。

  • 歯ぐきの血流を悪化させる
  • 骨とインプラントが結合するのを妨げる
  • インプラント周囲炎を発症する可能性を高める
対処法

治療期間中は禁煙したり、喫煙の本数を減らしたりして、インプラント周囲炎の発症リスクを抑えましょう。

⑤ 成長期のお子さま

顎の骨がまだ成長している途中のお子さまは、インプラント治療を受けることができません

骨の成長が完全に終わる年齢(一般的には18歳〜20歳以降)になってから、改めて治療を検討します。

⑥ お口の清掃状態が良くない方

インプラントは、一度入れたら手入れをしなくても良いというものではありません。

長持ちさせるためには、日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが不可欠です。

もしお口の衛生状態が極端に悪い場合には、安全を考慮してすぐに治療を行わないケースも考えられます。

対処法

まずは正しい歯磨き方法を身につけたり、歯科医院でお口全体のクリーニングを受けたりすることから始めましょう。

他院で「できない」と言われても選択肢が残されている可能性があります

これまでは「骨が足りない」という理由で断られていたような事例でも、現在では治療ができるようになっています。

具体的には、次のような治療法があります。

  1. 骨を増やす治療(骨造成など)を事前に行う
  2. 上顎の空洞に骨を補う治療(サイナスリフト)を施す
  3. 精密な機器を用いて、無理のない治療計画を立てる

ご自身だけで「自分は無理だ」と判断して諦める必要はありません。

まずは信頼できる歯科医院に相談し、お口の状態を詳しく調べてもらうことをおすすめします。

インプラントは万能な治療法ではありません

インプラントは、自分の歯のように噛める優れた治療法と言えます。

しかし、失った歯がそのまま元通りになるわけではありません

例えば、次に挙げる原因を放置したまま治療を行った場合、再び同じトラブルを引き起こす恐れがあります。

  • 歯周病を治していない
  • 激しい歯ぎしりや、食いしばりの癖がある
  • 毎日の丁寧な歯磨きができていない

    治療後に長く使い続けるためには、歯科医院でのケアに頼るだけでなく、ご自身の取り組みも重要です。

    • 毎食後の丁寧なセルフケア
    • 定期的な歯科医院でのメンテナンス
    • 喫煙や食生活をはじめとする生活習慣の改善

    単に新しい歯を入れるだけでなく、なぜ歯を失ってしまったのかという根本的な理由に向き合う姿勢が求められます。

    当院は「歯を失った原因」から向き合う治療をご提案します

    私たちは、単に抜けた部分を補うだけの治療は行いません。

    「どうしてこの歯が抜けてしまったのか」という原因を突き止めることを大切にしています。

    根本的な問題を解決した上で、患者様お一人おひとりのご要望や生活背景に合わせ、

    • インプラント治療
    • ブリッジ治療
    • 入れ歯治療

    などから、患者様にあった方法をご案内いたします。

    インプラント治療に関するよくある質問(Q&A)

    骨が少ないと他院で断られたのですが、治療は諦めるべきですか? 

    諦める必要はありません。

    骨の量や厚みが足りない場合でも、骨を補い増やす手術(骨造成など)を行うことで治療ができる可能性があります。

    まずは歯科用CTなどを用いた精密な検査の受診を検討してみてください。

    糖尿病などの持病があっても治療は可能ですか? 

    持病の状態によりますが、治療を進められる場合があります。

    例えば血糖値が適切にコントロールされている糖尿病であれば、手術を行えるケースは珍しくありません。

    安全を期すために、主治医と歯科医師が事前に連携して可否を判断をします。

    インプラントにすれば、もう虫歯や歯周病の心配はありませんか? 

    いいえ、日々の手入れを怠るとお口のトラブルを招く恐れがあります。

    インプラント自体は虫歯になりませんが、歯ぐきが細菌に感染する「インプラント周囲炎」を発症するかもしれません。

    長く使い続けるために、毎日の丁寧な歯磨きと定期検診を継続してください。

    まとめ:インプラントを諦める前に、まずは詳しい検査を

    インプラントが難しいとされる主な要素には、

    1. 骨の不足
    2. 重度の歯周病
    3. 持病
    4. 喫煙習慣
    5. お口の衛生状態

    などがあります。しかし、歯科医療の進歩により、適切な処置を行えば治療ができるケースも増えています。

    インプラントは失った歯を補うための方法であり、歯を失った原因そのものを治すわけではありません。

    長く使い続けるためにも、原因の改善と毎日のケアに丁寧に取り組みましょう。

    岐阜県土岐市周辺でインプラント治療のご相談はクローバー歯科へ

    ご自身の身体やお口の状態に不安を感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

    精密な検査を行った上で、ご納得いただける治療方法を一緒に考えてまいりましょう。

    オンラインによる受付

    \ 24時間いつでも予約・相談できます /

    お電話による受付

    [受付時間:8:30-12:30 14:00-17:30]

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    この記事の監修医師

    金澤輝之のアバター 金澤輝之 クローバー歯科 院長 / 日本口腔外科学会 専門医

    【所属学会・資格】
    ・日本口腔外科学会 専門医
    ・歯学博士
    ・臨床研修指導医
    ・愛知学院⼤学⻭学部 顎顔⾯外科学講座 招聘教員

    【得意診療分野】
    ・インプラント
    ・親知らず抜歯
    ・インビザライン矯正

    【実績】
    ・総合病院・大学病院勤務20年以上
    ・抜歯本数10,000本以上
    ・開業以来累計3,700人以上を診療

    【患者様へ】
    大学病院や総合病院の口腔外科での経験を活かし、患者様に安心して治療を受けていただけるよう診療に取り組んでいます。親知らずの抜歯や外科処置に不安がある方も、どうぞご相談ください。

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